クロ出張記 上海編 第三編
第三編は、2010年万国博覧会決定の瞬間と、ホテル体験談,、そして上海在住経験者からのオススメ情報です。
(Updated on 7 Apr 2003) 
China (Shanghai) 中国上海 2002年12月2日-8日
2010年万国博覧会決定の瞬間

2002年12月3日、夕食で新天地にいた時のこと、夕食が終わってレストランから出てくると、沢山の人が集まっていて、何やらイベントの準備をしているのです。何かな?と思ってみたところ、上海が2010年の万国博覧会の会場になるかどうか、後30分ぐらいで決定して、その決定が決まるとここでお祝いのイベントが行われるということだったのです。せっかくなので是非見てみましょう!ということで、待っているのか、準備をしているのか、いまいちわからない状況の中、待つこと30分、決定が発表されてお祝いムード一色になりました。

発表と同時に、関係者が出てきてワーッと叫び、シャンペンを開けて皆に振る舞い、あちらこちらに仕掛けていたミニ花火が一斉に点火され、更には新聞の号外が空に舞い、それはそれは中国らしいお祭りムードでした。この写真が決定が決まったときの風景です。実は、準備段階の時には花火が仕掛けられているとは知らず、この写真の左側に写っている花火のあたりにいたのですが、(というか、警備員もいなくて、人もそのあたりに沢山いました)、ある中国人がゼスチャーで花火があるよと教えてくれてちょっと移動していたのですが、、どこが発表の場になるかもわからない状況だったので、今度はこの写真中心の白い柱のあたりで待っていたのですが、関係者が出てきてびっくりして慌てて別の場所に移動した次第です。中国らしいなと思いました。でも、このような歴史的な瞬間を偶然にも見れて、とても嬉しかったです。

7年後の2010年、上海はどうなっているのかな?と想像しながら、手にとった新聞の号外を眺めながら、振舞われているシャンペンを飲みながら、雰囲気を楽しみました。とてもいい思い出になりました。



ホテル体験談

今回は2つのホテルに泊まりました。出張の際はヒルトンホテル、そして、延泊してプライベートの時間はフォーシーズンズホテルに泊まりました。正直なところ、ヒルトンホテルはもう二度と泊まりたくないなと思ったほど、いろいろ酷い経験をしてしまいました。また、フォーシーズンズは新しいこともあり、部屋も大変気持ちよく、心地よいステイができましたが、やはり従業員のサービスに対する意識がまだまだということもあり、これがフォーシーズンズのサービス?とびっくりすること度々でした。ここでも2度ほど苦情を言ってしまいましたが、ただ、Managerレベルに話を持っていけば、きちんと対応していただけたのでそこはフォーシーズンズだなと思った次第です。でも、一流のホテルでもサービスが世界レベルに到達するにはまだまだ時間がかかりそうだなと思ったのが正直な感想です。


FOUR SEASONS HOTEL SHANGHAI  (上海四季酒店)

威海路500号 (TEL:6256-8888)
http://www.fourseasons.com/shanghai/

出張が終わって、プライベートな時間になった日から3泊、「FOUR SEASONS」に宿泊しました。母を日本から呼ぶので、心地よくステイしてもらいたいなと、上海に滞在されている方々や、以前上海のホテル関係にお勤めだった方々など、いろいろな方から情報を頂いたり、また、自分で調べたりして、結局「フォーシーズンズ」に決めました。

決めた理由として、2002年にオープンしたばかりの新しいホテルであること。たまたまプロモーションをやっていて比較的値段もお手頃だったこと(特に週末がお得でした)、そして、数人の方が、一番オススメと太鼓判を押したことが主な理由です。左の写真がフォーシーズンズ上海のロビーです。丁度クリスマスの前だったので、クリスマスの飾り付けがとてもきれいでした。

さて、実際に泊まっての感想ですが、お部屋もホテル自体も本当に新しいので、ハード面では大変心地よかったです。水圧も強く、お水もきれいで、バスタブにお湯を溜めるのもあっという間でした。インテリアも落ち着いた感じでとても心地よかったです。そして、インターネットもきちんと整備されていて、アダプターもわざわざお願いしなくても、あらゆるコンセントに対応できるようになっていました。そういう意味では、最新の設備が整っていて大満足でした。

さて、何にびっくりしたかというと、ホテルスタッフの態度です。朝食で1階のレストランに行ってびっくりしたのは、席に案内されるのに、レストランのスタッフが、人をエスコートするような歩き方や態度では全然ないのです。どっちがお客さん?というような態度でエスコートされ、朝から本当に気持ちよくありませんでした。これは3日間毎日そうでした。ゆったりとしたいい席が空いてていたので、「あそこは座れませんか?」と聞くと、まるで怒ったよう「空いてない」と答えるのです。空いているでしょ?と聞いても「空いてない」の一点張りで、怒ったようにここに座れというのです。もう朝から言い争うのも面倒なので、そのまま案内された方へ座りましたが、実は空いていて、その後、白人のカップルがその席に案内されるのを見ました。

白人との差別は滞在中も結構あったのでそれほど驚きませんが、あのエスコートの仕方にびっくりしたので、後で上海に在住している友人と、母と3人でランチをする機会があった時に、何でだろう?と3人で話していたのですが、多分、彼らスタッフはフォーシーズンズで働いているというプライドや誇りでエリート意識で行動していて、サービスという概念ではまだ働いていないのだろうという結論に達したのです。そう考えると謎も解けるかな?といったところです。

そして、もう一つ大きな事件がありました。ホテルのスパでマッサージを受けたのですが、1日目はすごくいい人に当たってよかったので、2日目に今度は足のマッサージを予約して行ってきましたが、このマッサージの方は、なんと、45分のマッサージなのに、途中30分で「はい終了です。お茶を今持ってきますね」と言うのです。びっくりして、お茶を持ってきたところで、「私は45分のマッサージを予約したんですが、まだ30分しかしてませんよ」と言うと。「あなたは最後のお客様だから」というのです。私が「最後でも最初でも関係ないでしょ?私は45分のマッサージを予約したのですから。受付の方にお話します」と言って椅子を立とうとすると、急に態度を変えて「あと15分します」と言うのです。とりあえずやってもらったのですが、その直後、聞かれた言葉にびっくりしました。「あなたは日本人じゃないんですか?」だったのです。これを聞いてびっくりしました。きっと日本人だと15分さばよんでも今までのお客さんは文句一つ言わなかったのかな?と思いました。その後もいろいろ言い訳をしそうになったので、「言い訳はもういいからマッサージだけしてください」とお願いして取り合えず終わったのですが、もちろん終了後、受付の女性の方に全部お話して、今後このようなことがないように注意してくださいとお願いしておきました。後で知ったのですが、この事件はフォーシーズンズ上海の全マネジャーにレポートとして上がったようです。私のところには、担当者から今後スタッフの教育をきちんとしますと謝罪と説明がありました。

また、こんなこともありました。日本人のスタッフがいると聞いていたので、ちょっと話したいことがあってコンシェルジェに行って、「日本人のスタッフをお話したいのですが、今いらっしゃいますか?」と言ったところ、コンシェルジェの男性が、「今はいない」と言うのです。「それでは、いつこちらに寄ればお話できますか?」と聞いたら、いやそうな顔をして、何やら電話しているのです。いきなり受話器を渡されて、出てみると、電話口から日本語で「何でしょうか?」と対応されたので、「ちょっとお話したいのですが、今お時間ありますか?」と聞いたら、「私は今忙しいので、最上階のExective Floorのラウンジにいますので来て頂けますか?」と言われたのです。私が「私が行かなければ行けないのですか?今コンシェルジェまで来ているのですが?」というと、「私今忙しいんです」とつっけんどん言うのです。びっくりして、「それではお話したかったことと、この一件をゲストのコメントカードに書いて後で渡しておきますので」と言うと、びっくりした口調で態度を変えて「今すぐ降りて行きます!」というのです。「もう結構です」とそのまま電話を切ってコンシェルジェの人に事情をお話したら、コンシェルジェのそのスタッフも、「彼女は忙しいんです。そして、実は日本人ではなくて日本語のできる中国人なんです」と言われたので、もう話しても無駄だなと思い、一旦その場は離れ、結局再度コンシェルジェに立ち寄ったときに、マネジャーを呼んでもらって事の成り行きを話したのです。幸いにもその方がなかなかしっかりされた方だったので心地よく対応していただきました。

いろいろありましたが、正直、フォーシーズンズでこれだから仕方がないのかな?というのが正直な感想でした。そういう意味では、フォーシーズンズでよかったかな?と思います。でも、何度も行ってしまいますが、ハードの面では申し分なかったです。クリスマスのシーズンだったので、クリスマスのデコレーションがされていてとても美しかったですし、客室の階の廊下に飾られている絵やちょっとしたインテリアもセンスよかったです。そして、建物自体がわりとこじんまりしているので地に足がついている感じでとても落ち着きました。

あれから4ヶ月経っていますが、少しはソフト面がよくなっているかな?と期待しています。


HILTON SHANGHAI (上海静安希爾頓酒店)
上海華山路250号 (TEL:6248-0000)
http://www.hilton.co.jp/Asia/HiltonShanghai/hotel.asp

出張扱いの期間だけ泊まりました。我が社上海オフィスは通常Garden Hotel かHilton Hotelをアレンジするとのことだったので、今回はHiltonを選んだのですが、正直ガッカリしました。2つの選択からHiltonを選んだ理由は、Garden Hotelは最近日本人の観光客が増えてきてちょっと雰囲気が変わったという話を聞いたことと、知り合い2人がヒルトンを常宿にしていると聞いたからのですが、正直言って、とにかく1日も早く早くチェックアウトしたいと思ったホテル滞在でした。もう二度と泊まることはないと思います。

まず、フロントのスタッフの対応の悪さに呆れ、それでも気を取り直して案内されたお部屋に入ると、セキュリティーボックスがない!のです。フロントに電話すると、「ないわけない。探し方が悪い」と怒ったように言われ、再度探してもなく、フロントに電話して、「探してもないので誰か連れてきていただけませんか?」とお願いすると、ベルマンが来たのですが、ないことが確認されたので「お部屋を変えてください」とお願いをすると、ベルマンがフロントに電話をして取り次いでもらったところ、フロントより「フロントのセキュリティーボックスを使ってください」とのこと。びっくりして、電話を変わって「いろいろ大切なものがあるので度々フロントへいけないし、あるべきものなんだから部屋を変えてください」と言ったら、今度は「全部の部屋についているわけではないからフロントのセキュリティーボックスを使ってください。部屋は変えられない」と言われたのです。丁寧にお願いしても効果ないなと、ガツンときつく言ったら、やっと部屋を変えるアレンジをしてくれたのですが、もうこの段階で既にすっかり疲れてしまいました。

更に滞在中の出来事ですが、じゅうたんの上に足をちょっとついたところ、急に肌が蚊に刺されたようにじゅうたんに接していた部分がぶつぶつと腫れてきたのです。虫がいると思って、コンシェルジェに電話したら、アシスタントマネジャーが来てくれたのですが、来てすぐ開口一番は、「虫なんているわけがない。じゅうたんは数ヶ月に一度じゅうたんをシャンプーしているし、毎日掃除しているわけだから」と何度も強く言って、まずは自己防衛体制。そして、説明をしたら「夕食食べましたか?アルコール飲みましたか?それは何かのアレルギーですよきっと」と言われ、「よかったら駐在しているお医者さんがいますので、今来てもらいましょうか?」と言われたので、お願いして診てもらったところ、結局診断結果はじゅうたんに虫がいて、それによって刺されたということでした。軟膏をもらってとりあえず終わりましたが、最初からゲストに疑いをかけるような対応で、正直疲れてしまいました。あと一日でチェックアウトだったので我慢した次第です。

他にもコンシェルジェの対応の酷さや、茶色のお水が出たりなど、本当に今まで経験したことのないようなホテル滞在で、正直ショックでした。これが、ヒルトンとして営業しているとは信じられないと思った次第です。よかったことを一生懸命探そうとしても残念ながらありませんでした。


OKURA GARDEN HOTEL SHANGHAI (花園飯店上海)
上海茂名南路58号 (TEL:6415-1111) 

http://www.gardenhotelshanghai.com/

オークラの中に三越があって、そこに遊びにいったので、次回の出張のときの参考になればと、フロントに行ってお願いをして部屋を見せてもらいました。まずはふとフロントに寄ってお願いしたにも関わらず、対応していただいた中国人の女性の方が大変気持ちよく対応してくださり、また、お部屋案内も快く受けて頂き、この段階で、次回はここにしてもいいな?と思いました。お部屋を見せていただきましたが、確かに古めではありますが、清潔ですし、泊まる分には問題なしです。確かに、ロビーには沢山の日本人がいらっしゃいましたし、ツアー客みたいな方もたくさんいらっしゃってちょっとざわざわはしていましたが、でも、次回は泊まってみてもよいかな?と思った次第です。日本人に対するサービスや気配りはきっとこのホテルにはあるかな?という気がしました。


GRAND HYATT SHANGHAI (上海金茂君悦酒店)
浦東世紀大道88号 金茂大廈53-87F (TEL:5049-1234)
http://shanghai.grand.hyatt.com/

ここは、第二編にも書いたのですが、高層階からの景色を見るためにロビーにあるコーヒーハウスでデザートビュッフェを楽しむために立ち寄りました。高層ビル(金茂大廈)の53階から87階にあるためにとても景色がいいのです。ほかとちょっと違うコンセプトがこのホテルにはあるなと思いました。そして、フォーシーズンズと大きく違うところは、スタッフの方の対応がホテルに馴染んでいる感じがしました。対応がよく、しっくりときました。噂によると、このホテルのバンド(外灘)側のお部屋は素晴らしいようで、オススメとのことです。是非泊まってみたいなと思わせるホテルですが、なんとなく、高層のために地に足がついていない感じがします。というのも、香港でもこのような高層階に泊まったことはありますが、周りにも高いビルがあるのでそれほど高いという感じがしないのですが、上海のハイアットは周りが低い建物なので、宙に浮いているというか突き出ている感じがして、高さがひときわ引き立つのです。もしかしたら泊まっても落ち着かない?かもしれませんが、個人的には次回1泊でも泊まってみたいなと思いました。そして、お食事ででもまた行ってみたいなあと思った次第です。この写真は夕方の風景をこのハイアットのコーヒーハウスから撮ったものです。ちょっと写真では暗くなってしまっていますが、景色は素晴らしかったです。


まとめ

今回はちょっと正直にそれぞれのホテルであった出来事や感想を述べました。いつも旅行記ではホテルの楽しいお話なのに、今回はちょっとマイナスな話が多くなってしまいましたが、でも、これが上海のホテルの実情なので体験談として正直にお伝えできればと思って今回包み隠さず?書きました。皆様の今後の上海旅行に少しでもお役に立てれば幸いです。
上海在住経験者からの上海オススメ情報

上海は初めてだったので、この旅行に向けて、いろいろと情報を集めましたが、その中で、知り合いを介して、元上海のホテル業界でお仕事をされていたという方から頂いた情報がとても役に立ったので、ここで紹介したいと思います。皆様の旅行のお役にも立てれば幸いです。

ホテル

ホテル名 コメント
ガーデンホテル ニューオークラが経営していて日本人には便利で快適。但し部屋は古い。
ヒルトン 繁華街の中にあり観光には非常に便利。但し部屋は古い。
グランドハイアット 部屋は立派で窓からの眺めも抜群。但し、繁華街は川向こうにあり、移動に不便(タクシーで20分)。
シャングリラ ハイアットと同じく部屋、眺望はいいが、不便
シェラトン 部屋はいいが繁華街から遠く観光客には不便。
フォーシーズンズ オープンしたばかりで新しく、部屋がとってもゴージャス
リッツカールトン 部屋がきれい。地下鉄の駅も近く、交通至便。ホテル内のジャズバーが有名。ホテル敷地内で上海雑技団の公演をみることができる。

一番のオススメはフォーシーズンズです。リッツも大変よいホテルです。ヒルトンは立地的に便利ですが、部屋が古く、5つ星ながら優雅さという点ではハイアット、シャングリラ、フォーシーズンズなどに劣ります。タクシーの移動を厭わなければ、ハイアット、シャングリラもなかなかオススメです。

観光名所

観光名所 コメント
豫園 古いお寺や、お土産屋も多数。豫園の中の点心が一番美味しいと言われています。予約をしたほうがいいです。お昼のランチには最高です。
外灘(バンド) 夜の夜景がとってもきれいです。古いヨーロッパ風銀行の建物、川の向こう側にはテレビ塔、ハイアットが見えます。夜のライトアップがきれいです。
テレビ塔 展望台があります。
JINMAOビル
(ハイアット)
展望台があります。
ドンタイルー 骨董品街があります。
シャンヤン市場 安物、ばった物があり、観光客や地元客でいつも賑わっています。
南京路 歩行者天国、外灘まで歩いていけます。
新天地 現在一番ホットなナイトスポット(レストラン、バーが集まった一角)パッケージ旅行にも必ず最近は含まれている注目の場所。夜がオススメ。
上海蟹 王宝和(ワンパオホー)が蟹で有名。オススメです。
上海雑技団 ポートマンの敷地内にあります。
マッサージ 安くてとても気持ちいいですよ。

以上で上海旅行記は終了です。お付き合いいただきましてありがとうございました。次回は、上海ゴルフ旅行を計画して、また旅行記を書きたいなと思っています。

(Updated on 7 Apr 2003)



Copyright 2001-2005 KUROGOLF All Rights Reserved