| 第28話 ラウンド能力 |
先日、シングルのゴルフ仲間と、ゴルフ談義をしてたときに、「ラウンド能力」という話になった。この言葉は私にとってとても新鮮な言葉であったが、この「ラウンド能力」というのは、「ショット能力」と比較して、いわゆるゴルフの際のマナーや気配り、そして、段取りのよさなどを意味する言葉で、聞いたときに、とても意味のある大切な言葉だなと思った。
ゴルフは確かに、この2つの能力で成り立っているスポーツである。先日ゴルフ仲間が、「友人がまとめたコラム」ということで、下記のメッセージを送ってくれたのだが、これが、とても簡潔に「ラウンド能力」ついてまとめているので、著者の承諾を頂いてここに紹介する。ちょっと厳しい口調ではあるが、いざとなるとこのようなまとめたコラムもなかなかないので、初心者の方への参考に、また、経験者の方へもヒントになればと思う。
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「悠々として、急げ!」(日本アマ6勝という金字塔を打ち立てた、故中部銀次郎氏のゴルフ・人生の指針となった言葉。語源:ラテン語“festina
lente”)
ショット能力には、その人の体力、運動神経、練習力などが表れるが、ラウンド能力には人格、知力、生活力など人間としての中身が表れる。スピーディーラウンドを可能にするには、このラウンド能力が高いことが不可欠である。スピーディーラウンドと言っても、駆け足で回り、ラインも読まずにパッティングをするというのではない。ビギナーも交えたアベレージゴルファーが4人で、OBをし、スリーパットをしても、次の4つの基本ができれば、ハーフ1時間50分のラウンドはらくらく可能である。ラウンド能力4つの基本:@
歩き A気配り B段取り C無駄と無謀を避ける の4つである。
さっさと歩け
*1ラウンドのほとんどは歩行時間である。だから遅延プレーの最大の原因は遅い歩行である。
*次打地点へさっさと歩け。球を打ったら急いでいけ。
*ホールアウトしたら、さっさとグリーンから離れろ。
*スコアーカード記入は次のティーグラウンド付近で!
*次のホールのオナーは、遅れるな、いちばん先にティーに上がれ。
気を配れ、目を配れ
*人のボールの行方に目を配れ。皆で見て、覚えておけ。
*ロストボールは皆の責任だと思え。
*ボール探しはみんなで探せ。
*前後の組との間隔をつねに把握しておけ。
*前の組との間隔が空いてきたら、さっさとプレーして急げ!
*後ろの組との間隔が詰まってきたら、さっさとプレーして急げ!
*スロープレーは4人全員の“連帯責任”であると知れ。
段取りを良くしろ
*バンカーショットをしてからレーキを取りに行くな。あらかじめレーキを持ってバンカーに入れ。
*次打地点に向かうときには、クラブを2−3本持っていけ。
*予備のボールは常に1−2個ポケットに入れておけ。
*風向きがフォローかアゲインストかの見当は次打地点に行く前につけておけ。
*まだ距離があるからとウッド一本持っていくのは駄目。アイアンも一緒に携えていけ。ディボット跡に入っていたり、思わぬアンジュレーションがあったりで、アイアンを取りに戻るケースがあるからである。
*グリーンに上がっていく時に大体の傾斜は読んでおけ。自分の番が来る前にラインは読んでおけ。自分の番がきたらすみやかにアドレスに入ってプレーせよ。
無駄な動き・無謀なミスショットを無くせ
*ショットの前の素振りは、出来るだけ、1回だけにせよ。
*拭いてもらう必要のないボールを拭かせるな。
*人のラインの邪魔にならない限り、グリーン上のボールは置いておけ。
*ワンクラブ以内の距離に寄ったショートパットはいちいちマークしないで、続けてホールアウトしよう。「お先に」、「どうぞ」のやり取りを忘れずに!
*無謀な池越えやOB越えを狙うな。(無謀でないなら結構だが・・・)
*OBや池ポチャが出たら、クラブを替えるなどして続けて出さない工夫をしろ。
*林の中からのショットでは、一番安全な方向へ脱出することを先ず考えよ。
「林の中から脱出を試みたショットを木に当てたというのは記憶にありませんねえ。 いつも安全に横や後ろに出していましたから…本当に、一度も無いです。」 中部銀次郎
「スロープレーヤーとは、決断力に欠けた優柔不断な人間である。 クラブ選択やパッティングに余分な時間をかけたりして コースで小さな狼狽を繰り返す者にロクなやつはいない。」 ウィンストン・チャーチル
「日本人のゴルファーは、とにかく球を拭かさせ過ぎる。 球の表面のわずかな汚れなど、球の回転には全くと言ってよいほど影響しない。 パットが入らないのは打ち方が悪いのであって、断じて汚れのせいではない!」 中部銀次郎
「球のロゴマークをパットのラインに沿って向ける行為がルール違反かどうか議論の分かれるところであろうが、いずれにせよ、グリーン上にしゃがみ込んで チマチマと球を触ってイジマシイ努力をしている姿は、どう見てもスマートではない」 金田武明
出典:鈴木康之著「ピーターたちのゴルフマナー」、金田武明著「エクゼクティブのためのゴルフルールとマナー」、中部銀次郎著「分かったと思うな」、夏坂健著「ゴルフの達人」
(著者:ペンネーム エイチャン)
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このコラムを読んで、「ラウンド能力」というのは、ゴルフのかなりの重要な部分を占めるものであるが、相手を思いやる気持ち「気配り」があれば、かなり解決できる内容だなと思った。また、私は女性なので、このコラムを読んだときに、ゴルフとお料理は似ているなと思った。つまり、お料理も、数品同時に温かく短時間で出来上がるようにするためには、段取りよく、先々を読みながら、無駄をなくしていかないと、とても時間がかかってしまうからである。
ゴルフは紳士淑女のスポーツ。楽しく、そして、スマートに、相手を思いやる気持ちを大切にしながらプレーしたいものである。私もゴルフ歴が長くなってきているので、「ショット能力」だけでなく、スマートにゴルフができるよう、これからもいろいろな観点からゴルフを考えて行きたい。
(2003年11月24日) |
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