| 第25話 両立は難しい |
両立は難しい。最近これを痛切に感じ始めてしばらくの間どちらか1つを選ぶことにした。何と何との両立かというと、スイング改善の練習とコースでのプレー。
10月中旬からゴルフアカデミーに1ヶ月に2回のペースで通い、ぶつかっている壁を何とか超えられるようにと頑張っているが、一方でコースでプレーもやっていると両方共が中途半端になってどっちつかずになってしまった。最初はまだ昔のスイングを覚えていたので、変なスイングながらにもコースを適当にこなしていたのだが、最近は昔のスイングも忘れ、新しいスイングも身につかずでいっちもさっちもいかなくなり、コースで本当はリラックスして自然体でプレーしなければいけないのに、コースで構えると迷ってしまって、考えてしまってしまうのである。スコアはともかく、こういう状況は精神的にもよくないと判断、しばらくコースをお休みすることにした。
ふと頭をよぎったのは、女性によく言われる育児と仕事の両立と同じかな?ということ。私自身育児はまだ経験がないが、両方こなそうと思うと、かなり大変だし、精神的に負担である。一方をしているときには一方が気になる。半々でこなすのも一つだが、ただその場合はやはり誰かの助けが必要になる。でもゴルフは自分だけしか頼るものがないし、両方やらなくてはいけないという義務もないので、やはりどちらか1つにして、精神的負担を軽くしようと思ったのである。
コースでは今まで十分にプレーしてきたので、コースでのプレーを休むことに対しては何故か抵抗はない。逆にこういう切り替えも、こういう判断も必要なんだなと思っている。尤も休むと言っても日本でプレーすることを考えれば休むうちには入らないかもしれないが、ただ、心にひっかかるのはいろいろなゴルフ仲間が誘ってくれるのをお断りしないといけないということ。
ただ、このように練習に打ち込める時間と環境があるのもシンガポールならではである。できるうちにこんなゴルフライフを経験するのも貴重な時間だと思っている。そして、実は週末にセントーサに行ってレッスンを受けてゴルフの理論や知識を高めるのもある意味では本当に贅沢な機会と時間で、実はこの時間は今の私にとってはプレーするよりもはるかに楽しく、面白いのである。もちろんくじけそうになるが、そして、想像したよりはるかに大変だが、ある意味では気楽にいこう!気長にやろう!と思える余裕も何故かある。
友人が、再デビューのラウンドにはお付き合いするよ!と言ってくれてる。本当に今は初心者というか、ゴルフを習い始めた時と同じ心境である。実際に7番アイアン1本だけで試行錯誤しながら練習している。ただ、本当の初心者よりやっかいなのは、ついつい、80台で回れてたのにとか、あんなふうにプレーできてたのにとか過去の栄光?を思ってしまうこと。
ただ、この壁を越えるためにはこのステップが絶対に必要だと言うのも十分肌で感じている。俗に言う「ゴルフの壁」である。今は実際にアカデミーに通い壁を越えられたという経験者のいろいろな話を信じて練習に頑張っている。近いうちにコース再デビューができる日を楽しみにしている。そして、新しいスイングで気持ちも新たにゴルフバックを担いで、またいろいろ旅するのを楽しみにしている。
(2003年1月27日) |
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