クロ ゴルフエッセイ 〜クロがゴルフに関するエッセイを綴ります〜
第23話  目からウロコ
このHPでも書いているように、最近David Leadbetter Golf Academy(DLGA)に通っている。とにかくこの1年ほどスイングが不安定になってしまって、どれが正しいのかわからない。そして、もちろん定期的にレッスンを受けていたが、どうしてもこの不安定から抜け切れられない。コーチを変えてみたほうがいいのかな?という考えも頭をよぎりながら、また、ゴルフの楽しさにちょっと欠けてき始めたところに、このDLGAの存在を知り、実際に日本で通った友人からの勧めもあってこのDJGAに通うことにした。

一昨日2回目のレッスンが終了。今は本当に「目から鱗」のことがいっぱいで、本当にレッスンが楽しくて仕方がない。今はコースをラウンドするよりも、このレッスンに来て練習する方がはるかに楽しい。いろいろ新しいことをたくさん学べるからである。ふと思ったのは、今まで、レッスンを受けて「ひらめいた」とか「わかった」とかという感覚はあっても、「目から鱗」という感覚はなかったと思う。そのくらい刺激的なのである。レッスンの質が格段に違う。そして、コーチのプロフェッショナルな態度にも頭が下がる思いである。

ただ、ゴルファーならきっと誰しも想像つくかと思うが、今まで自分で形成してきたスイングを変えるというのは並大抵のことではない。初心者ならまだしも、自分スタイルのゴルフが出来上がっているのだからこういうアカデミーに通うときっと全面的に変えられるんだろうな、しばらくは全く当たらなくしまってまた苦行の道が始まるんだろうなちょっと不安な気持ちもあったが、ここ1年の私の不安定ぶりはそんな迷いを払拭するものがあった。そして、DJGAに通うなんてなかなか日本ではできないことだし、いつまでシンガポールにいられるかわからない状況で、出来るときに、そして、時間が取れるうちに思い切ってやってみようという気持ちも後押しした。

そして、もっとその背中を押してくれたのが、一緒にレッスンに行こう!といってくれた友人がいたこと。彼女もここ最近なんとハーフで70を叩いてしまう波乱のゴルフを展開し、「このままじゃだめだ!」と一念発起して、このレッスンを一緒に受けようということになったのである。この70叩いたショックをバネにスタートしたレッスン。彼女の旦那さんも、そういうレッスンなら是非受けてきなさい!と週末にもかからわらず寛大に送り出してくれているのである。そんな旦那さんに毎回ゴルフボールをお土産に買っていく彼女の気配りも見ていてほのぼのする。

さて、実際にスタートして思うことは、何もしなければなんとなく普通の1週間を過ごしてしまう毎日に目標ができたこと。そして、スイングを新しく形成し直すのなら、頭も体も柔らかい、できるだけ若いうちの方がいいなと思ったことである。はっきり言って私の今までのスイングは全部直されそうな勢いである。ただ、何を直さなければいけないのか、何故直さなければいけないのかというのが非常に明確で説得力があるので、直したくなってしまうのである、というか直さなければいけないなと思ってしまうのである。

また、今までスイングを理論では理解していなかったので、ひとつひとつ謎が解けていく楽しみがあってとても面白い。これから人のスイングを分析する楽しみも増えた気がする。それにしても謎が解けていくにつれ、今までよくこんなスイングで 80台とかも出せたなというのが正直な感想である。1回目ではまだ自分のスイングの方が心地よい感じが残っていたが、2回目終了後はもう昔のスイングは忘れて早く新しいスイングを身につけたいあと思う好奇心でいっぱいである。さすがDLGAだけあって教え方もプロである。二回終了して私達二人共、すでにインストラクターに全面信頼を置いていて、このインストラクターに託してこれから頑張ってみようと、やる気満々である。新しいことに挑戦する楽しみを味わっている.

正直言って、2回目終了後でもまだまだ全然ボールを捕らえられないし、ぎこちない。癖を除くというのは本当に至難の業で、これから反復練習を何度も何度もして、素振りを何度も何度もして、身体に覚えさせないといけないという、地味な練習や努力が必要になってくることを痛感している。そして、かなり柔軟な頭も必要だと思う。

ただ、何もしなければ改善もない。こういう機会に恵まれたことをありがたく思いながら、これから頑張ってみようと思っている。話は逸れるが、先日ゴルフ仲間の女性からアメリカの公認会計士CPAの試験に無事合格したとの連絡をもらった。彼女は「私は大学が経済でもないし、いちから勉強したけど、1年で取れたことは私でもやればできるという自信につながった」と話していた。とても印象的な言葉で、これを聞いて、やはり何事も行動力と挑戦と努力が必要だなと思った。

今回のアカデミーは今まで体験したことのないとても貴重な機会になりそうである。「目から鱗」の連続、そして感動の連続である。今ならまだ年齢的にも直せるかな?という感覚もある。コースでのプレーは間引いてこのアカデミーに通って、もう一度いちからスイングの形成にじっくりと時間をかけて、違ったゴルフの楽しみ方をしばらく楽しんでいきたいと思う。来年からのゴルフが変わるかもしれないという夢を抱いて。

(2002年10月29日)



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