クロ ゴルフエッセイ 〜クロがゴルフに関するエッセイを綴ります〜
第15話 ゴルフと人生
ゴルフをしているとよく人生と同じだなあと思うことがある。びっくりするほどうまく波に乗れるときもあるが、どうもがいてもうまくいかない。ただひたすらじっと耐えて耐えて耐えなければいけないときもある。そして耐えていたら突然バーディーなどが出たりして嬉しいこともある。

ドライバーもアイアンも調子がいいのに、パターの調子が悪く、スコアがまとまらないこともあれば、ドライバーの調子が悪いのにアイアンとパターでとりあえずまとめて、あがって見ると実は意外にいいスコアで回れていることもある。

パットが何故かちょっとのことでことごとく全部逸れてしまうこともあれば、長いパットまで確実に全部決まり1パット連続のこともある。流れを感じてそれを掴んでそのままベストを更新することもあれば、どこかで突っかかって崩れてしまうこともある。

ある日はちょっとの差でバンカーにつかまることばかりの時もあれば、幸運にも全部バンカーを逸れることもある。池に転がったと思いきや、池のふちにぎりぎりのこっていることだってある。池にボールが入ったのに、水切りショットや岩などにあたって外にでることもある。木に当たってOBになることもあれば、木に当たってフェアウエイど真ん中に落ちることもある。

また、まるで人が変わったように、急にすばらしいプレーができたりすることもある。自分がプレーしているような気がしないぐらい波にうまく乗ってしまうこともある。また逆に何をやっても全部裏面に出てしまうこともある。また、コースを甘く見て思いっきり打ちのめされることもある。このグリーンは遅いから強く打たなくちゃと思うのに、何度もショートして懲りないこと度々である。

ここは勝負!と賭けてみることもしばしば。稀に成功するとなんともいえないうれしさ、心地よさがあるが、失敗することも多い。あるときは虫の知らせで手堅く攻めることもある。ただ、手堅いばかりで失敗を怖がっていたら、いい結果も成功も訪れない。あるときは手堅く、あるときは勝負に出る。この匙加減が結構面白い。自分がいけると思ったときにはそれを信じて勝負に出る。それでだめなら諦める。

ある日突然ホールインワンのような嬉しい出来事に巡り合えるのもゴルフの醍醐味。まったく予期しないことが突然起こり、自分の予想の範囲を超えた展開が急に訪れることもある。

といろいろと書いてきたが、これらのことはすべて、人生というか普段の生活のいろいろな場面に当てはまるような気がする。まだ人生を語れるほどの年ではないかな?と思いながら、ゴルフのこういう場面に遭遇していると、本当に人生と同じだなあとつくづく思う。尤もこの経験が人生に活かされているかどうかは疑問であるが、的確な決断力のもと、耐えるときは耐えて、波に乗っているときには運を味方につけてゴルフも人生も楽しみたいものである。

(2002年1月28日)



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