| 第11話 食事のヒント |
毎日が真夏のシンガポールでのゴルフ。体力を消耗して、ついつい体に負担をかけてしまいがちだが、ちょっとした食事のヒントを取り入れることによって、筋肉をしゃきっとさせる効果があったり、エネルギーの源を作ることができるようである。夏バテに効く食事ということで、先日テレビで紹介されていたのだが、なかなか栄養学的に裏付けされたもので、大学時代食物学を専攻し、医食同源という言葉をモットーに栄養計算などに明け暮れていた私にとっては、面白く、また、シンガポールでのゴルフの際の食事のヒントになりそうだなと思ったので、ちょっとここで紹介していきたいと思う。
まずは「すいか」。暑いシンガポールでのゴルフは、本当によく汗をかくが、汗をかくと水分だけでなく、カリウムが体内細胞から多量に失われる。このカリウムというのは、細胞液の浸透圧に関与しているミネラルで、細胞の中に存在し、これが欠乏すると、心臓や筋肉細胞の機能低下や反射力の低下、無気力などの原因となるのである。そこで、カリウムの多く含まれているスイカを食べると、筋肉がしゃきっとしたり、判断力がよくなってくるというのである。ちなみに、スイカは体を冷やす効果もある。他にカリウムが豊富なものは「バナナ」である。ということで、ゴルフの合間にスイカジュースを飲んだり、バナナを食べると、栄養学的にはスコアメイクにつながりそうである。
続いて「豚肉」。豚肉にはビタミンB1が多く含まれているのである。ビタミンB1はエネルギーの源であり、不足すると疲れがたまってイライラする。また、糖質のエネルギー代謝に必須で、不足するとエネルギー代謝が不完全になり、疲労物質である乳酸ができ、筋肉疲労の原因となる。余談であるが、ビタミンB1をきちんと摂取すると、糖質(炭水化物)をエネルギーに変える力があるので、ダイエットにも効果的である。
実は昨日マレーシアジョホールバルのポンデローサでプレー後、ランチは外で食べようということになり、仲間が知っていた中華料理レストランに行った。なんと、そこで満場一致でオーダーしたのが豚肉の中国風角煮。五香紛というスパイスで煮たものだったのだが、なんと、4人で5皿も頼んでしまった。最初3皿頼んだのだが、足りずに2皿追加。ちなみに1皿には日本の角煮ぐらいの大きさのものが、5つほど盛られていた。
4人のうち女性が私も含めて2人いたにも関わらず、また、他にも4品程注文したにも関わらず、この食べっぷりであった。家に帰ってふと、豚肉とビタミンB1のことを思い出し、みんなゴルフの後疲れていたから、自然に食べたくなったんだなあと思ってしまった。
ゴルフの後の食事で豚肉といえば、カツカレーなどが浮かぶが、実は「らっきょう」を一緒に食べると、なんとB1の吸収率が4倍から5倍に増加するとのことである。「らっきょう」に含まれている「硫化アリル」が吸収を助けてくれるのである。ちなみに2〜3粒で十分効果があるとのことである。
ゴルフで疲れた時、また、土日連チャンのゴルフで体力をつけておきたいときなど、こんな食事のヒントが体力温存に一役買いそうである。最近は筋力トレーニングなど、ジムなどで体を鍛えるのが流行っているが、食事を見なおし、食事から、暑い国でのゴルフに打ち勝つ手段を考えるのも、また面白いものである。
(2001年9月24日) |
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