| 第10話 練習 |
この6月ぐらいから平日仕事が終わってからなるべく練習場に通うようにがらっと生活を変えてみた。理由はいろいろあるのだが、一番の理由は、この1年半、スコアが足踏み状態で、プレーをしている割には上達の兆しが全く見えないので、もう1段階スコアを上げるためには、やはり練習を積まなければいけないなと思ったのである。
ゴルフをこれだけ頻繁にしているのだからせめてもう少しうまくなりたい、そして出来れば一生続けていけるスポーツにしていきたいから、練習の出来る今のうちに頑張ってみようかなと思い立ったのである。さらに、先日プロの方々にお会いして、「どんなときも地道に練習をする」「練習しないと絶対にうまくはならない」という重みのある言葉を聞いて、単純な性格の私は、さらに拍車がかかってしまったのである。
まずは、無理のないように平日週3回練習場に通うという目標を立ててみた。仕事をしている私にとっては、これが、無理のない頻度かなと判断したのである。週末はプレーか練習場に行っているので、週5回はクラブを握る計算になる。レッスンも2週間に1回定期的に受けるように変えた。ただ、漠然と自己流で練習してもあまり意味が無いかなと思ったからである。
3ヶ月経った現在、週3回は問題なくこなせている。来客や重要な仕事がなければ、出来る限り練習場に行くようにしている。とはいっても、友人とのお付き合いも私にとっては大切な時間なので、また疲れているときは休養も大切なので、自分なりにバランスを取りながらスケジュールを組んでいる。時には週末コースを回った後にも練習に行く。というのも、土日の夕方の練習場は空いていて、とても静かで心地よいのである。そして明るいうちにいくと、アプローチやパターの練習もできる。
最初はしんどいかなあと思っていたが、慣れてしまえば、習慣になってしまったので、練習にいくことが苦でなくなった。仕事から帰って、家に着いたらすぐに着替えて、ゴルフバッグを担いでその足で練習場に直行。仕事が忙しい時にはさすがに辛いなあと思うこともあるが、それでも勢いで練習場に行くと、行ってよかったなと思える。とても健康的な、そしてメリハリの利いた生活になった気がする。車を持っていないので、タクシーで行っているが、タクシーでも十分通える。強いて言えば、タクシーのつかまりにくい時間を避けなければいけないということである。
最近こんな生活をしていると、小学校1年から高校3年まで習っていたピアノを懐かしく思い出す。毎日1時間から2時間ピアノに向かい、2週間に1度はレッスンを受けるという生活を送っていたときのことである。懐かしさも手伝って、あの時にもできたんだからという妙な自信も重なって、この練習プロジェクトが続けられているのかもしれない。
さて、問題の練習の成果だが、まだまだ見えてない。最初は1ヶ月ぐらいで変化が現れるかな?と思ったが、そんなに甘くはなかった。多分成果として表れるのはこの練習の頻度だと、最低6ヶ月はかかるかなと思っている。ただ、練習プロジェクト開始後、3ヶ月経った先週にイーグルが出たときには、頑張っていればいいこともあるもんだなあ、そして、また練習頑張らなくてはいけないなあと思った。練習の課題には尽きないのだが、まああまり気負わずに、楽しみながら続けていきたいと思っている。いつまでシンガポールに居られるかわからないし、練習もいつまでこうやって続けられるかわからないが、いつか「やっぱり練習頑張ってよかった」と思える日が来るのを楽しみにしながら、できる限り続けていきたいと思う。
(2001年9月13日) |
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